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臼井リコーダーアンサンブル  第19回 定期演奏会

トリオソナタ ハ長調

G. P. テレマン
Georg Philipp Telemann  (1681-1767)


テレマンはバロック時代のドイツの作曲家。この曲は7つの楽章からなるが、第3楽章以降には女性の名前が付けられていて、その曲の性格を表している。

第1楽章:Grave-Vivace
第2楽章:Andante
第3楽章:Xantippe(クサンティッペ)
ソクラテスの悪妻の名前。そこから転じて口やかましい女性の意味。
第4楽章:Lucretia(ルクレティア)
古代ローマ伝説中の貞婦。ローマ王の息子に陵辱されて自殺した。そこから転じて貞節の鑑の意味。
第5楽章:Corinna (コリーナ)
明るい田舎娘。
第6楽章:Clelia (クレリア)
ローマ神話の女性。ポルセンナ王の下で人質になっていたが「勇気ある行動」で川に飛び込み、泳いでローマに帰還する。そこから転じて、華々しい行動を意味する。
第7楽章:Dido (ディドー)
ギリシア神話でフェニキアの女王。カルタゴを創設したとされる。ベルギリウスの叙事詩「アエネイス」(後にパーセルがオペラにした)では、 英雄アエネイスと激しい恋をするが、アエネイス は神命で旅立ち、棄てられたディドーは絶望して自殺する。